天然石

水晶を愛する理由ーなぜ水晶は最高のパワーストーンなのか。

水晶とはそもそも何なのか。

水晶ーーー

別名、石英。クオーツ。二酸化ケイ素の結晶です。
純粋なものは透明で美しく、
六角柱の形に成長します。

この水晶の成長速度は
1mm成長するのに100年とも、それ以上とも言われています。

発生条件によりますが、
水晶が綺麗な透明で大きくなることは
なかなか難しいのです。

クオーツは、いろいろな場所にある、身近な物質

二酸化ケイ素は、とても身近な物質です。
乾燥剤のシリカゲルも、二酸化ケイ素。

地球上の砂の6割が、石英です。
だから、水晶の硬度(硬さ)である7という硬度は重要視されます。

硬度7以下(水晶よりも柔らかい)石は、砂ぼこりが
当たっただけで傷ついてしまうからです。

つまり、水晶の元自体は、
とてもありふれた物質です。

体内にも存在します。

クオーツ時計というものを聞いたことがあると思います。
これは、クオーツに電気を加えると、均等によく振動するので
工業用に用いられているからです。

パワーストーンとしての水晶

では、そんなありふれた物質である水晶が
パワーストーンとしてどうしてよく用いられるのでしょう。

占い師は水晶玉を覗き込んでいますね。

関係あるかどうかはわかりませんが、
第六感を司ると言われる脳の下の器官、「松果体」の主な物質はケイ素です。

ケイ素には、工業的に優れているという以前に、
神秘な力を宿すのかもしれません。

水晶を持った時の心地よさの秘密

水晶を触ると、ヒヤリ、と冷たい感覚の後
不思議な心地よさがやってきます。

心がホッと落ち着く人もいます。

水晶はよく熱を伝導するため、
体温とうまく調和するのです。

この心地よさと、ホッとする感じ。

そして、科学では証明されていないけれど
第六感を司る、松果体と同じ成分でできていること。

このようなことから、
パワーストーンとしての効果につながっているのです。

透明な水晶の希少性

また、先ほど、1mm成長するのに100年かかるとも言われると
書きましたが、

その成長速度と、地球環境の不安定さから、
天然で、透明の水晶はとても貴重である、ということがあります。

パワーストーンショップなどで、
水晶を眺めてみると
必ず何かしらの含有物が含まれていると思います。

成長段階で地震などの天変地異があったり
うまく成長できないと、含有物が含まれて、別の名前の天然石となります。

それゆえ、大きくて、透明度が高いものは、
なかなか作られないのです。

もし、大きくて透明で美しい水晶を見つけたら
地球が長い時間をかけて育んだ
美しい結晶が手元にあることを
楽しんでください。

水晶の仲間

基本的には透明の水晶ですが、
含有物により色が変わります。

水晶の仲間の種類はとても多く、
とてもまとめきれないため、軽く紹介しますと

アメジスト

ローズクオーツ

シトリン

ルチルクオーツ

モリオン

スモーキークオーツ

ガーデンクオーツ

などがあります。
それぞれ、含有物や、受け取るカラーイメージにより
パワーストーンとしての意味合いは変わってきますので、
また改めて別の記事でご案内します。

また、透明な水晶だけれど、
特殊な条件がつくことにより
様々な名前で呼ばれています。

最高のパワーストーン

水晶は、最高の増幅器です。
とても真っ直ぐで純粋なエネルギーです。

例えるなら、とても気持ちがいい清流の水のようです。
清流のように綺麗なエネルギーは
ありとあらゆる場面で、助けとなってくれます。

時々、「水晶は悪いエネルギーも増幅するので危ない」

という方もいます。

それは、清流のように綺麗だからこそ、
持つ人や、環境などの悪いものに
染まってしまうということかもしれません。

水晶は、水で洗うことができるので、
時々水道水などで綺麗に流して
悪いものを洗い流すようにしましょう。

また、持って気分が良くない時は、
自分に合っていないのだと、手放すことも
一つの考え方です。

ただの石。だけど、最高のパワーストーン

水晶は、言ってしまえば、ただの石です。鉱物です。

石を持ったから、精霊のようなものが現れて
助けてくれるわけではありません。
ブレスレットを買ったら、神秘の力に
目覚めるわけではありません。

ただ、持つことで気持ちが落ち着いたり、
ホッとする、という効果は
十分にあると思います。

そして、地球が長い長い年月をかけて育んだ
神秘の結晶
を持つことで、
自然と感謝の気持ちが湧いてくることもあるでしょう。

屋久島の屋久杉は、1000年かけてあの大きさになりました。
1000年も生きるなんて、
神秘を感じますし、実際にご神木とされて、大切に崇められていますね。

大きさ1cmの水晶玉は、
いわばあの屋久杉と同じぐらいの年月、地球に育てられたのです

そこに、人知の力が宿っている、
お守りになる、と考えることは
そんなに不自然ではないと思います。

とても美しい水晶のお話。

これからも時々していこうと思います。