占星術

5⭐︎占星術の基礎知識ー二分割、三区分、四区分 クオリティとエレメント

こちらの記事で、
12星座は螺旋を描いて成長していく物語だ
書きました。

星占いをしている時、
どうしてその星座は、「その性格、性質」を与えられているか
不思議に思ったことはありませんか?

例えば
やぎ座は我慢強い、魚座はロマンチストと言われて
いますが、
そのような性格付けは、

実は、神話からではなく、
二分割、三区分、四区分という
古代に導き出された自然の原理により
作られているのです。

二分割、三区分、四区分

二分割

二分割は、意思の方向性を決定づけます。
宇宙は
男と女、陰と陽、プラスとマイナス、光と陰
相反する二つの力が拮抗し、対立しながらも
両者がなくてはならない存在である
二方向のエネルギーです。

+のサイン・・・おひつじ、ふたご、しし、てんびん、いて、みずがめ
−のサイン・・・おうし、かに、おとめ、さそり、やぎ、うお


+の星座の場合、意志は自分の外側に向かいます。外交的、積極的、対外的。
−の星座の場合、意志は自分の内側に向かいます。内向的、受動的。

どちらが良いとか、悪いではなく、
息を吸う、息を吐く、といった自然の摂理なのです。

三区分(クオリティ)

三区分は、クオリティ、三原則ともいいます。
物事に対して、どのように動くかといった行動パターンを決定づけます。

自ら積極的に動いていく「活動(カーディナル)」
定着し、自らは動かない「不動(フィクスド)」
臨機応変に両方を使い分ける「柔軟(ミューチュアル)

活動は物事を始めるのには向きますが、持続性がありません。
不動は、物事を始めるのはゆっくりですが、一度決めると持続性があります。
柔軟は、器用ですが、優柔不断になりやすいです。

活動(カーディナル)サイン・・・おひつじ、かに、てんびん、やぎ
不動(フィクスド)サイン・・・おうし、しし、さそり、みずがめ
柔軟(ミューチュアル)サイン・・・ふたご、おとめ、いて、うお

四区分(エレメント)

最後に、四区分は、価値観を表します。

古代では、世界は四種類の成分により作られていると
考えられてきました。

火、土(地)、風、水 です。

占星術では
火は情熱、地は現実、風は知性、水は感情 を表します。

火のエレメント・・・おひつじ、しし、いて
地のエレメント・・・おうし、おとめ、やぎ
風のエレメント・・・ふたご、てんびん、みずがめ
水のエレメント・・・かに、さそり、うお

そして、四区分(エレメント)の価値観を得るために、三区分(クオリティ)の行動パターンで動きます。

このようにしてみていくと、

例えば

しし座は、+、不動、火ですので
情熱を求めて、自分からは動かずに、他人に動いてもらう、というふうに
性格を見ることができます。

やぎ座であれば、−、活動、地ですので、
現実的な成功を得るために、積極的に動き回る、
というふうになります。

このようにみていくと、
星座の性格が自ずと見えてきます。

実は、12星座全ての性格を覚える前に
この、二分割、三区分、四区分を覚えて、
どの星座がどうだったのか、
繰り返し覚えることが、何より大事です。

だんだん、その星座の空気感がつかめてくるのです。

おひつじ・・・+、活動、火 情熱を求めて積極的に動き回る
おうし・・・−、不動、地 現実的な物質を求めて、着実に行動する
ふたご・・・+、柔軟、風 情報や知性を求めて、臨機応変に動き回る
かに・・・−、活動、水 情緒的な繋がりを求めて、積極的に動き回る
しし・・・+、不動、火 情熱を求めて、自分からは動かずに、他人に動いてもらう
おとめ・・・−、柔軟、地 現実的な価値観を求めて、臨機応変に対応する
てんびん・・・+、活動、風 知性や情報を求めて、積極的に動き回る
さそり・・・−、不動、水 感情的な繋がりを、固定する(束縛)
いて・・・+、柔軟、火 情熱を求めて、臨機応変に動き回る
やぎ・・・−、活動、地 現実的な成功を得るために、積極的に動き回る
みずがめ・・・+、不動、風 情報、知性を得るが、自分は決して変えない
うお・・・−、柔軟、水 感情的な繋がりを求めて、臨機応変に対応する

とても大まかですので、
詳しくは各星座で解説をしますが、
それぞれの持つエネルギー性が
だんだん理解できたかと思います。